ベートーヴェン:交響曲全集 【買取価格】

最終更新日2021/03/12

 B00005FIGE

 

 

 

 

 

 

 

これは快楽主義的なベートーヴェンである。もっとも、これらの演奏を聴いていると、ヘルベルト・フォン・カラヤンはセックスと愛を、体つきと感情を混同していないかどうか、ときに疑わしく思われる。少なくとも彼は、心理学や実体よりも、音の豊かさやテクスチュアの重みにより多く関心があるように見える。彼の解釈には大いなる感情も、葛藤も、精神的解放感もないけれども、大いなる美しさと気分を浮き立たせるものがあることは確かである。

   演奏法はカラヤンが1970年代にベルリンで修めた“マッサージ”スタイルの典型で、“マッサージ”スタイルとは、よく知られているように、アンドルー・ポーターが演奏の成果を批評して神戸牛にたとえたものである。筋骨隆々の下にはある種の柔らかさがあるが、大部分においてカラヤンは例の強烈な統率力を発揮し、抒情的な要素と動的な要素のバランスを維持している。

   これらのレコーディングを行ったときピークを迎えていたベルリン・フィルハーモニー・オーケストラは、まさに驚きである。その演奏が熱情的であったり、あるいは自発的であったりすることはほとんどないとはいえ、そのサウンドは豪奢で、生気に富み、気分を浮き立たせるほど豊かである。

   カラヤンは終始、ビッグ・オーケストラを使い続ける。交響曲第1番でもそうで、そのため音が、重々しくはないが、大きく聞こえる(第4楽章冒頭でのヴァイオリン群のきびきびした音階は、心地よいほど軽やかである)。オーケストラの滑らかさに加えて、カラヤンの解釈もエネルギーが高レベルにある点で注目に値する。これはとくに第8番について言え、この全集でもっとも成功している作品の1つである第8番は、第7番との関連をはっきり示すやり方で演奏されている。

   バランスについては、評価は「非常によい」から「傑出した」まであるが(第4番、8番、9番)、超越的なところまで近づくことはごくまれである。ベルリン・フィルハーモニーで行われたレコーディングではクローズマイクが使われ、かなり高レベルで原盤ディスクが作られ、サウンドは見事なほど堅牢である。(Ted Libbey, Amazon.com)

`89年7月に81才で死去した指揮者、カラヤンがドイツ・グラモフォンに残した音源集。第1回発売分。 (C)RS

ベートーヴェン:交響曲全集 【買取価格】 買取 いたしました

ブックサプライでは、ジャズ、クラシック、演歌、輸入盤、もちろん洋楽、邦楽などのCDを買取しております。
特に最新新譜、人気盤、話題盤に関しては高価買取実施中!

一覧以外にも高価買取対象の商品が多数あるので、
買取価格が気になる方はこちらにて参考金額がご覧いただけます。

査定員がすべて1点づつ査定を行いますので
最新の買取相場をもとに価値ある商品はキッチリお値段をつけて買取いたしております!
思わぬ商品が高価買取になることも!

自宅にいながら詰めて送るだけ!
初めての方でも安心、簡単にお申込みいただけます。

さらに査定から振込みまで最短2営業日。
お客様をお待たせすることなく買取サービスを行っています。

是非ご利用お待ちしております。

CD買取ならブックサプライ